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2017-09

絵本『走れ ひばく電車』 - 2012.08.06 Mon

                 きらくです
                 ご覧いただきありがとうございます



             -走れ ひばく電車


     「多くの電車たちが、しゅうりをうけて 走ることができるようになった。

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~やけた土地の上に家がたち、

      線路や電線もせいびされ、電車もまたお客さんを乗せて 町中を走ることが

      できるようになったんじゃ。

      わしたちは、それが うれしゅうて うれしゅうて、むちゅうになってはたらいた。

      とうとう走ることもできんかった なかまの分も はたらこうと思うてのう。」

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      走っていたひばく電車たちは、だんだん年を取り、その数も少なくなっていったが、

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      新しい電車や、あちらこちらの町、よその国からやってきた電車もくわわって、

      しんじられんほどのにぎわいじゃ。」

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     「わしたちは、はたらけるかぎり、お客さんを乗せて走りたいと思うとる。」

      652も 653も 654も そうだよと 体をゆすってこたえました。 

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               これで651の話は、終わりました。

               グリーンムーバーマックスは、考えました。

              『せんそうをしていたころの広島の町、

               たった一つのばくだんで あとかたもなくなった町、

               その町とともに ずっとはしりつづけてきた この電車たちこそ

               広島の町に にあっていると』と。


               広島の空は、けさも 青く晴れわったています。

              「今日も 暑い日になるぞ。」

               電車たちは、元気いっぱい 車庫から とびだしていきました。

               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


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     -走れ ひばく電車ー 作者あとがき(元小学校教師)  2008年1月

     たった一発の原子爆弾で、広島の町は、廃墟となりました。しかし、人々は、その中から希望を失わず
     生き抜いてきました。その人々とともに走り続けてきた電車、この電車たちに心があったなら、考える
     力を持っていたなら、どんなお話をしてくれるでしょう、そんな思いからこの物語を創りました。
     たんねんに事実を掘り起こして、電車たちのこころを届けることができました。そして、そのこころを
     多くの子供たちが読みつないでくれることを願っています。
     この本は、自分で色をつけることもできます。自分の思いも込めた絵本を創ってみてはどうでしょう。
     最後になりましたが、多くの方々のご協力により、この本を完成させることができましたことを心から
     感謝致します。

     *絵本は現在販売中です(¥1000) お問い合わせは メールファームよりお願いします



         今日のミニカードケース 9


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絵本『走れ ひばく電車』 & ミニカードケース 8 - 2012.08.05 Sun

                 きらくです
                 ご覧いただきありがとうございます



            -走れ ひばく電車


     しばらくして、ふたたび651が、口を開きました。

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

          P1030541(1).jpg




    「それから、あたりは火の海となり、ほのおをあげてもえはじめた。

     つぶされた家々も、その家の下じきになった人々も、655も、近くにいた電車たちもみんな。

     そうして、広島の町は、何日も もえ続け、なんにもなくなってしもうた。」

    「それが、原子ばくだんという しんがたばくだんだということがわかったのは、

     だいぶ後になってからのことじゃった。

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


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    「じゃが、まだけむりがくすぶっている広島の町で、焼け落ちた電線をはりかえたり、

     曲がった線路を直したりの てつやの作業が 続けられたんじゃ。

     そして、3日後には、一部分とはいえ 電車が走れるようになった。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     元気に走る電車を見て、人々は、生きていく勇気が わいてきたということじゃ。」


    「多くの電車たちが、しゅうりをうけて 走ることができるようになった。


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                     ー走れ ひばく電車ー     つづく



                今日の ミニカードケース 8
 


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絵本『走れ ひばく電車』 & ミニカードケース7    - 2012.08.04 Sat

                 きらくです
                 ご覧いただきありがとうございます



             ー走れ ひばく電車


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     「今から 60年いじょうも前のことになるのう。
      わしたちは、町を走っとる電車の中ではさいしんしきで、みんなのあこがれのまとじゃった。
      ちょうど 今のグリーンムーバーマックスのようにのう。」
      と、グリーンムーバーマックスの方を見て にっこりしました。
      グリーンムーバーマックスは、この古い形の電車たちが、
      自分と同じように あこがれのまとだったと聞いて、少し面白くない気持ちでした。


     「わしたちは、650形といって651・652・653.654.655の5きょうだいじゃった。
      わしは、651で 一番年上なんじゃ。
      ~~~~~~~~~~

     「そのころ、日本は、長い長い間、せんそうをしておった。
      運転手のほとんどは へいたいに行っており、16才から17才くらいの女学生さんたちが、
      わしらを運転しとったんじゃ。           
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      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     「あれは、わすれることもできん。今から63年前(現在からは67年前)、
      8月6日の朝のことじゃった。

      この日は、ぬけるような青空で、朝から太陽が―――

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


               ピカッ!
                    ドーン! 


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      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


      しばらくして、ふたたび651が、口を開きました。

                                    つづく



                   今日のミニカードケース 7


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絵本 & ミニカードケース 6 - 2012.08.03 Fri

                 きらくです
                 ご覧いただきありがとうございます


     今日は  絵本の紹介をします

     『 走れ ひばく電車 』 という絵本です  英訳付きです
     数年前 友人が出版しました (きらくは絵のお手伝いを)

     今日から 8月6日まで 抜粋しながら ご紹介します

     レザークラフト作品も 最後のフォトで




P1030533(2).jpg



     広島の町を、おでこのかわいい スマートな電車が、すべるように走っています。
     その名は、5100形グリーンムーバーマックス、はしることが大好きな電車です

     町をつつむようにながれている6つの川、その流れの上を ~~~

     ~~~~~~~~



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     ~~~~~~~~

     町には、さいしん式の電車ばかり 走っているのではありまでん。
     ずいぶん長い間 走っているような電車もいます。

     ~~~~~~~~~~~~~

     夜になると、一日の仕事を終えた電車たちが、つぎつぎと車庫に帰ってきました。
     みんなが、やっと落ち着いたころ、年とった電車の一両が、ぽつんと言いました。

     「わしたち きょうだいのこと、 話してもいいかな。」

     ~~~~~~


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                      ー走れ ひばく電車-   つづく




                      今日のミニカードケース 6



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きらく

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広島県呉市在住
アトリエKeyLuckキラク 主宰
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